オゾン水

先日、オゾン水の充填作業を任され、

作業をしました。

 

このオゾン水は、

すごい特許をとっているもので、

普通のオゾン水よりもオゾン濃度が高いそうです。

 

オゾンは、有機物(菌・ウイルスなど)と反応して、

殺菌・除菌してくれる性質があります。

何よりも、手に付けても、

口に入っても安全というのが売り。

 

私が、気を付けないといけないのは、

充填する際にオゾンが反応して、

効果がなくなってしまわないように詰めなければならないということでした。

 

本当に、面倒な工程がたくさんあり

苦労しました(>_<)

 

最終的に、すべてを詰め終わって、

使った、ステンレスの容器を洗おうと、

見てみてたら、

ステンレスなのに錆色に変色。

 

少し、粗目のスポンジを使って、

磨いていたら、

ステンレス容器に穴が(;゚Д゚)

 

ピンホールみたいな穴ですが、

3か所も空いていて、

水を入れると漏れてきます。

 

オゾンおそるべしです。

体には、害はないんですが、

ステンレス容器や金属系の容器は、

酸化(サビ)させてしまうようなので、

ステンレスのコップなどに入れっぱなしとかにしちゃうと、

まずいものなんだなって思いましたね。

 


早くも挫折しかかっております

40歳を超えてからの化粧品業界初体験。

早くも挫折しかかっております(>_<)

 

毎日、怒られ、「作業じゃない」「品質を考えろ!」と

言われ続けて1か月過ぎました。

 

今年に入ってからも同じことを言われ続けて、

どうすればいいのかわからなくなってしまっています(´・ω・`)

 

で、昨日は、教育係の先輩とあらためて話をしました。

 

先輩の言い分は、「なぜ聞いてこない?」

「相談しない?」「報告しな?」「何考えているかわからない?」

というものでした。

 

私の言い分は、

「まず第一に、何を聞いていいのかわからない」

「質問すると、質問が返しされる」

「質問に答えられないから黙る」

「初歩的なことを聞いて怒られないか怖かった」

「話をすれば、怒られるから話ができない」

「化粧品製造の基本からわからない」

などなどを挙げた。

 

そして、先輩も私が全く分かっていないという結論に達したのか、

化粧品製造の基本である「薬事法」の講習をしてくださいました。

 

「薬事法」最近では、「薬機法(医薬品医療機器等法)」というらしい。

この法律の目的は、

医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品(以下「医薬品等」という。)の品質、有効性及び安全性の確保並びにこれらの使用による保健衛生上の危害の発生及び拡大の防止のために必要な規制を行うとともに、指定薬物の規制に関する措置を講ずるほか、医療上特にその必要性が高い医薬品、医療機器及び再生医療等製品の研究開発の促進のために必要な措置を講ずることにより、保健衛生の向上を図ることを目的とする。

という事らしく、化粧品も該当している。

おもに、この部分が重要だとのこと。

 

有効性:その化粧品が、ちゃんとその化粧品の機能を果たすこと

安全性:その化粧品が、危険がなく安心であること

この2つの確保をするように製造する

 

化粧品の使用による

保健衛生上の

危害の発生:使ったことによる「ケガ・病気など」が起こる事

拡大の防止:被害が広がらないようにする措置(自主回収など)

 

これらの事を守るために必要な施策としてまず、5Sがある

整理:いらないものを捨てる

整頓:決められた物を決められた場所に置き、いつでも取り出せる状態にしておく

清掃:常に掃除をする

清潔:3S(上の整理・整頓・清掃)を維持し職場の衛生を保つ

しつけ:決められたルール・手順を正しく守る習慣をつける

 

言われてみると、私にできていなかった部分が、

まず、整理・整頓・清掃ですね。

使った道具は使いっぱなし、必要のない原料は、置きっぱなし、

汚れてもきれいにしない。

これでは、「品質」と怒鳴られるわけですよね(>_<)

 

もちろん、清潔もなってないし、

しつけにかんしては、決められたことを決められたとおりに

作業ができていないという状態。

 

ここまで、自分がダメだと自覚すると、

早くも挫折しかかってますね。

 

さらに、これから覚えることもいっぱい。

本当に、今まで甘ったれで生きてきちゃったんだな(>_<)

って思っています。

 

でも、まあ、とにかくここで踏ん張らないと、

どこへ行っても同じだろうから、

ここで、クビになるまでやっていこうと思います。

 


アルコール

先日は、香水を作りました。

香水を作るには大量のアルコールを使います。

ここで重要になってくるのが比重です。

 

アルコールを20kg使用する場合、

アルコールの一斗缶一缶には、

18Lなんですが、

比重が0.816なので

一斗缶一缶で

18L×0.816=14.688kgです。

 

なので、一缶と少し必要です。

計算すると

20kg÷0.816=24.5098039mlとなります。

 

仕込む容器も、

水が入る量で考えていると、

あふれちゃうことになるので、

少し大きめの容器が必要になります。

 

つい、水の感覚でやってしまうと

あふれてしまって、大変になってしまいます。

 

今回は、先輩が選定してくれた容器でやりましたが、

そのうち、何でも自分でやれと言われると思われるので、

その辺の感覚を意識しないといけないですね(>_<)


超怒られました・・・。

化粧品の原料って、

液体は、一斗缶に入ってくることが多いんです。

で、大量生産の場合は、

一斗缶の中身を丸ごと入れちゃいます。

 

その場合は、

キャップを開けるのではなくて、

一斗缶用の缶切りを使います。

こんなやつです。

それを、使った後に、

刃を上に向けて置いたんです。

 

私の言い分は、

原料に触れる刃の部分を、

衛生に保つため、

どこにも触れない置き方が、

それしかなかったので・・・。

 

でも、この置き方は、

とっても危険で、

誰かが、床を滑って、

缶切りの上に倒れたら、

モロに刺さってしまい、

大けがしてしまうからです。

 

刺さり所が悪ければ、

失明したり、刺さり所が悪ければ、

死んでしまうんです。

 

思いっきり叱ってくださった

上司の方は、

過去に何人か刺さるところを

見てしまったらしく。

そうなって欲しくないからと真剣に語ってくれました。

 

何気なく、置いてしまっていたんですが、

一つ一つの作業にも

意識を集中して注意を払わないとダメな仕事なんだと。

 

この他にも、

あわてるな!

走るな!

落ち着け!

など、事あるごとに注意されております。

 

注意されている内が、

期待されている証拠と思って、

がんばらねばです!

 


mlをgに換算

mlをgに換算

化粧品には、色々な原料があり、

原料の容器には、

ml表記のものがあります。

製造する場合には、gに換算して行います。

その為、こんな公式も知っていると便利です。

 

質量を比重で割ると体積

質量を体積で割ると比重

比重と体積をかけると質量

 

上下は、割る(÷)

左右は、掛ける(×)

と覚えておくと覚えやすいかもです。

 

水 1ml=1gなんですが、

物には、比重というものがあり、

全てが1とは限らないんです。

ちなみに、エタノールは、0.789だったりします。

 

なので、エタノール1mlをgに換算するなら、

比重 0.789 × 体積 1 ml

で、

エタノールの質量は、0.789gとなるんです。

 

エタノール1gの体積は、

質量 1g ÷ 比重 0.789

で、

エタノールの体積は、約1.267ml

 

一応、量りで軽量するんですが、

軽量する際の容器を選択する際に、

必要な知識なんだそうです。

 

例えば、

水より軽いものだと体積が増すので、

その辺を考慮して選択しないと、

その容器に全量が入りきらないことがあるんです。


本日、初出社

今日から、化粧品メーカーへ初出社です。

今日は、社内の工場見学と、

化粧品を製造するための機械の説明。

そして、実際に、

原料のかくはんを体験。

 

まず、何をするにも消毒。

手をアルコール消毒

原料のケースも消毒

原料を混ぜるステンレスの容器も消毒

原料は、直接ステンレスの容器に入れると、

さびるので、容器にビニール袋を入れ、

さらに、もう一枚をクロスした状態で入れます。

※長時間(数日とか)つけておくとステンレスでもさびるんだそうです。

 

それから、原料を投入。

量りで計量しながらいれていくので、

必要量を見落とさないように注意が必要でした。

気を抜くとすぐに重量オーバーになるので。

 

原料を軽量していく場合、

量りの単位は、kgやgです。

でも、原料の容器には、

mlと書かれていることもあり、

この辺は、mlをgに換算しないといけないんです。

 

この辺の計算については、

別で書きたいと思っています。

 

今回は、人力でかくはんしました。

ひたすら混ぜる事15分。

腕が疲れたら、

利き手を入れ替えて、

逆回しにかくはん。

本来、かくはんするには、

8の字が基本なんだそうです。

 

しっかり混ざってくるとこんな感じ

混ざる前は、こんな感じというのを

しっかりチェックしておかないと

いけないです。

今回は、ベテランの先輩と一緒に作業をしたので、

最終確認は、先輩目線で。

でも、将来は自分で判断しないといけないんですよね。

 

かくはんが終わったら、

空気ができるだけ入らないように、

ビニール袋を結束バンドで

密封します。

 

ここまでやったら、

バルク完成でした。

 

後は、使った機材の洗浄

水洗いだけで良いものと、

しっかり洗剤使って洗うものなど、

解説いただきながら洗浄しました。

 

最後に、次の日の仕込み。

明日からは、大量生産するので、

原料の計算。

1回でできる量には限りがあるので、

2回に分けるなら、

総分量を回数で割って、

1回分を出す。

品質的にも同量を2回に分けた方が良いため。

計算も楽だしって事でした。

 

今日の作業は、

序の口の序も言ってない程の作業内容だったので、

明日からは、ちょっとハードになりそうです。

 

 




化粧品の主成分

ご存知でしたか?

化粧品の主成分って、

水・油・界面活性剤の3つのベース成分で出来てるってことを。

 

およそ70%~90%がこの成分なんだそうです。

この3つの組み合わせで、

ほとんどの化粧品は作られています。

 

化粧品の主なベース成分

化粧品の主なベース成分を一覧表にしてみました。

種類 成分
化粧水 水性
成分
シャンプー
・洗顔料
水性
成分
界面
活性剤
乳液・クリーム・リンス
・コンディショナー
水性
成分
油性
成分
界面
活性剤
クレンジングオイル 油性
成分
界面
活性剤
石鹸 界面
活性剤
美容液 水性
成分
油性
成分
界面
活性剤
ルースファンデーション
パウダーファンデーション
着色剤
プレストファンデーション
口紅
油性
成分
着色剤
コンシーラー 水性
成分
油性
成分
界面
活性剤
着色剤
リキッドファンデーション 水性
成分
油性
成分
界面
活性剤
着色剤
日焼け止め 水性
成分
油性
成分
界面
活性剤
紫外線
防止剤
UVファンデーション
BBクリーム
水性
成分
油性
成分
界面
活性剤
着色剤 紫外線
防止剤

ここに、残りの10%~30%の「機能性成分」「品質向上・安定化成分」

「香料」などが加わります。

※スキンケア化粧品には、「着色剤」も加わることがあります。

 

ベース成分は、ほぼ同じですが、

これらの組み合わせや配合量で、

化粧品の性質はガラッと変わります。

 

それぞれの成分でも、種類があり、

その中から、何を選ぶかによっても変わってくるようなので、

今度は、それぞれの成分の種類についても勉強を進めていきます。


私が読んでいる本

化粧品の勉強をするために読んでいる本は、

こちらです。

全部で5冊あります。

ほとんどが、

化粧品の成分と化粧品の用語集ですね。

 

化粧品業界に入るまで知らなかったんですが、

日本化粧品検定という検定もあるようです。

 

1級2級試験は、年2回開催していて、

3級は、ネットでも受験ができて、

しかも、受験料が無料らしいです。

 

詳しくは、こちら

https://cosme-ken.org/

 

わたしも、勉強して、とりあえず、

3級に挑戦してみようと思います。

 

私が、読んでいる本は、

ネットでも購入できます。

 

 

 

 

私が、一番読まないといけないのは、

一番最後の

「化粧品の乳化処方と製造上のトライブル解決」

という書籍かな。

ただ、内容として、

面白いのは、

「化粧品成分表示の読み方手帳」や

「日本化粧品検定2級3級対策テキスト」かな